「 どこ行ってたんだよ！一緒に飯食おうと思って探してたんだぜ？」

「そうっスよ・・・」

「しょうがないでしょ！大人の事情ってのがあんのよ！！（前作参考）」



「ちょっ！聞いてくれよ！ヤベェんだよ！！」


「うるさいわね荒井。お前の頭の方がヤベェんだよ」


「ひどくね！！？（汗）」












Ｓｔｏｒｙ２２．　　　　　　鈍いのは自覚無し












「で？どうしたんだよ荒井」

「あ、あぁ・・・実はあの柿ノ木中が負けたみたいなんだ」

「えっ！？柿ノ木中が負けた！？」










柿ノ木中っていうと・・・

あの頭が弱くて痛々しいナルシスト野郎がいる学校か（激しく失礼）










「まさか。都大会出場候補だぜ」

「でも掲示板に・・・」

「で・・・決勝はどこになった？」










都大会出場候補を破った学校・・・。



もしかして。










「不動峰中・・・とか？」

「えっ？そ、そう・・・不動峰中。ノーシードです」










やっぱり上がってきたか・・・不動峰。










「 知ってんのか？」

「うん。ちょっとね」










乾くんの話によると大仏様以外は全員２年生。
新メンバーの１人がナルシ男を圧倒したらしい。










「わわっ！！不・・・不動峰！！？」










後ろで堀尾が叫ぶもんだから全員で振り返ると
あの黒いジャージ集団が青学と対立するように勢揃いしていた。










「 ・・・」

「えっ？うわっ！伊武！？」










背後から現れた伊武はなぜか知らんがいきなり背中からガバッ！っと抱きついてきた。










「なに伊武！えっ！？ちょ、顔近っ！！」










おまけにお前よく見るとかなり美形じゃねぇか！！（鼻血）










「深司！お前なにやってんだよ！？（汗）」

「本当に青学のマネージャーだったんだ・・・ねぇ、よかったらウチに来ない・・・？」

「へっ？ふ、不動峰に？」


「今なら特典で橘杏ちゃんをプレゼント・・・」


「なかなか良い話じゃないですか社長！！（違うだろ）」


「はぁ！？深司、何勝手なこと言ってんだよ！！」



「「うるさいよ。鬼太郎のくせに」」


「神尾だぁぁぁ！！（泣）」










そのやりとりをポカーンッと見ていた青学陣だったが
リョーマが無表情のまま近付いて来ると私と伊武を引き離した。










「気安く俺の 先輩に触んないで」

「何・・・いきなり現れて俺の とか・・・別に付き合ってるわけじゃないんでしょ・・・？」

「はぁ！？あああ、当たり前でしょ！何言っちゃってんの、ねぇリョーマ！？」










リョーマはその言葉にムッと不機嫌な顔をすると、私の手を握り離れたベンチへ向かった。




















「ど、どうしたのリョーマ？何か怒ってる？」

「・・・別に」















怒ってる・・・なぜか知らんがリョーマ様はご機嫌ななめだ・・・。


















なぜだ？私と伊武が一緒にいたからか？



それでなんでリョーマが不機嫌になるんだ？



私と伊武が一緒にいるのが嫌だったから？















つまり・・・。















「わかった！わかったよリョーマ！！」

「えっ？」

「私、リョーマの気持ちに気付かなくて・・・本当にゴメン」

「 先輩・・・」










「リョーマが・・・伊武のこと好きだったなんて知らなくて」













「バカじゃない？あんた」


















なーんーでー！！？（滝汗）















〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

はい！お決まりの鈍感ヒロインちゃん☆

天然鈍感はキャラじゃないので

ドン☆鈍ヒロインにしてみました（その☆に意味は？）

なんかデレデレもキャラじゃないかなって・・・。

こんな感じで進めて行こうと思います（不安多し）







２００８．２．７