なんだかんだで第1戦・・・。
「結局終わってみれば全勝かぁ・・・。あれ?そういえばリョーマは?」
Story21. タイフーン注意報
「次の試合謹慎になったからスネてジュース買いに行ったんスよ」
「あぁ。なるほどね・・・」
心の中で半分同情し、半分嘲笑っていると不二くんがやって来た。
「
。他校の試合を見に行くよ」
「あぁ、そぅ。行ってらっしゃ・・・」
「手塚ー。
も行くってさ!」
「誰が行くっつったよ。オイッ」
「えっ?なにかな?(笑顔)」
「お供させて頂きます!!(滝汗)」
・・・っというわけで見にきたのは柿ノ木中の試合。
あまり興味のなかった私はただボーッと試合を見つめていた。
「お前は決して弱くない。俺が強かっただけの話だ!!」
・・・・・・・・はぁ?(゜言゜)??
誰だ今の最高にナルシストな台詞を吐いた野郎は。
「でた名ゼリフ。絶好調だね九鬼君」
名ゼリフ?今のが?いやいや待て待て。
ってことはあの人いつもあの台詞言ってんの?
ウケ狙いとかそんなんじゃなくて?(失礼だな)
いや、だって大真面目にあの台詞言ってたんだとしたら・・・。
真面目にいい病院を紹介してあげるよ?(真剣)
「よう。手塚、不二そろって敵視察かよ。収穫はあったかな」
あ。ナルシ野郎。(コラッ)
ナルシ野郎は(呼び名!?)兄貴達に近付き、隣にいた私を見た瞬間。
目を見開き指をさしながら叫んだ。
「あぁー!!?」
「(ビクッ!?)」
「お前!この俺の美しい顔を踏んだ女!!」
「はっ?」
あれ?待てよ・・・。
この、かなり可哀想な顔見覚えあるぞ?(激しく失礼)
あ、思い出した。
「あぁ。あの時の」
「思い出したか!!」
「思い出したことを激しく後悔したわ」
だいたいテメェのどこが美しい顔なんだよ。青学見に来るか!?
悔しいけど、正直こっちはマジで美形だ!!見てみろよこの2人を!!
あ、でも兄貴を褒めるのはやめよう。ブラコンみたいだから。
「お前のおかげで傷が残ったんだぞ!どうしてくれるんだ!!」
「あら。じゃあ、いい病院紹介しましょうか?精神科とか脳外科とか」
「頭の傷じゃねぇよ!顔の傷だよ!!(怒)」
「お前は決して美形じゃない。頭が痛かっただけの話だ(九鬼風)」
「こ、この野郎っ!!(激怒)」
ナルシ野郎が私に掴みかかってこようとしたので「喧嘩なら買うぞ」と構えたら(待ちなさい)
スッと兄貴と不二くんが私の前に出た。
「うちのマネージャーが何かしたようだが、手を出されては困る」
「
に触れた場合、その瞬間から次の試合どころか2度と空気を吸えない体にしてあげるよ(笑顔)」
あれ?なんか今気温下がりました?(気のせいかな。うん)
ナルシ野郎の顔はみるみるうちに青ざめていき、震える声で私に言った。
「き、今日のところは許してやるよ!!」
そして去っていった。
あいつはヒーロー番組の悪役か!!
「兄貴、不二くん。視察はもういいからお昼ご飯食べようよ」
「そうだね。午後にも試合あるし」
「あぁ・・・」
皆のところまで戻ると、私達は持って来ていたお弁当を広げた。
パカッ(手塚)
パカッ(
)
バタンッ!(手塚)
バタンッ!!(
)
そして開けた途端にすぐ閉じた。
「兄貴・・・私ちょっと1人で食べたい気分かも」
「そうだな・・・。俺もだ」
こうして私は兄貴と2人で人が少ない場所へ移動し、昼食を済ませたのだった・・・。
母さんよ・・・。頼むからお弁当のご飯をアレンジして・・・
「
ちゃん(国光)愛☆」
って海苔で書くのはやめてくれ・・・!!(新婚か!!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はいー!以前、ヒロインに踏みつけられた挙句
殴られて放置プレイされてしまったナルシ野郎とは
柿ノ木中の九鬼くんでしたー!!
えっ?なぜ彼をこんなにイジめるのかって?
おもしろいからさ。
2008.2.4