この地区予選を勝ち抜けば都大会。
次に関東大会。
そして全国!!
1年に1回きりの全国大会への道を目指し、選手達は皆・・・戦う。
そんな大事なスタートラインの会場で私は1人・・・
「青学はどこだぁあー!!!(泣)」
迷っていた・・・(チーン)
Story18. 青学始動!?
無事に着いたはいい。
問題は・・・・・この無駄に広い会場の中からどうやって青学を見つけるかだ!!
「あっ!受付の人に聞けばいいんじゃん!!」
そうよ!困ったときは人に聞く!これ基本中の基本!!(なんの?)
「すみません。青春学園の試合はどこのコートでしょうか?」
こうやって改まるとつくづく思う・・・。
この学校の名前は恥ずかし過ぎる(爆)
「青春学園ですね?えっと・・・」
受付のお兄さんが恥ずかし学園(オイッ)の名前を探しているのを待っていたとき
ポケットに入っていた私の携帯が鳴った。
助けてくれぇ―――――!!!(携帯の着信音)
「ん?」
パカッと開き、受信したメールを開いた。(っつーかどんな着信音に設定してんだよ!!?)
サァ―――・・・・・!!(血の気が引く音)
ギュン!!(マッハ)
青学青学青学青学青学
バキィッ!!
「がはぁあ!!?」
青学青学青学青学青学!!!
私は走った!
途中で何か蹴り飛ばしたけど気にせず走った!!(気にしろよ)
受信メール。
送り主 「魔王」
本文 「まだ着かないの?もし試合に間に合わなかったら・・・お仕置きだよ☆」
「お仕置きだよ☆」と言う響きはたいへん可愛らしいんだけど・・・不二くん?
不二くんが言うとグロテスクなお仕置きしか浮かばないのは何故でしょう?(ウフフッ☆)
「オイッ!そこのお前!!」
「わっ!?」
いきなり肩を掴まれたので振り返ると、ジャージと顔に足跡をつけた男がめちゃくちゃ怒りながら私を睨みつけていた。
「なに?」
「なに?っじゃねぇよ!!これを見ろ!
お前が急にぶつかってきたせいで俺の美しい顔が汚れちまったじゃねぇか!!」
・・・・・・・・・・はぁ?(゜言゜)
「美しい顔だぁ?あんた何、頭打った?」
「打ってねぇよ!!(怒)」
「いい精神科紹介しようか?(真剣)」
「俺は正常だ!!(激怒)」
それで正常!?(オイッ)
ダメだ・・・こいつはもう手遅れだ(失礼な)
「だが安心しろ。俺はこんなことで取り乱したりなんかしない」
さっきまで「俺の美しい顔が!!」とか言ってたじゃねぇか。
「特別に・・・土下座して謝れば許してやるよ!!」
バキィッ!!(トドメ)
さて・・・。青学はどこにいるのかなぁーっと。(忘れることにした)
「
先輩・・・?」
「ん?あっ、リョーマ!!」
「こんな所で何して・・・」
「会いたかったぁあー!!」(ガバッ!!)
「なっ!ちょっと!?」
やった!リョーマに会えたよ!!
リョーマに会えた=コートに行ける
コートに行ける=魔王に会える
魔王に会える=制裁は免れる!!(感涙)
「ちょっ、先輩!見られてるっス・・・」
「あー。ごめんごめん!じゃあ早くコート行こっか!」
リョーマを離して歩き出そうとした瞬間、腕をつかまれグイッと後ろに引っ張られた。
「うをぉ!!?」
バランスを崩したがリョーマが支えてくれたおかげで、なんとか倒れずに済んだ。
「リ、リョーマ?どうし・・・」
「
先輩」
リョーマはつかんだ腕を離さないまま顔が近い私の耳に自分の口を寄せた。
「俺だって男だよ?あんまり積極的過ぎると・・・我慢できないから気を付けてね?」
最後にニヤッと笑うとリョーマは私の手を握り歩き出した。
な、ななななな!!(動揺)
リョーマさん?君はいつからそんなキャラになったんだい?
危うく押し倒しちゃうところだったわ!!(えっ、襲うの?)
リョーマに連れられ無事に青学メンバーと合流することができた。
フェンスを挟んでベンチにいる不二くんと目が合ったが・・・・・
舌打ちしていたのは気のせいだろう☆(うん!そうしよう!)
「クスッ・・・。越前、トイレに行くって言ってなかったっけ?
と一緒ってどういうことかな?」
「不二先輩こそ
先輩に何言ったんスか?俺のなんスから勝手にイジメないでくれません?」
「フフッ・・・誰が誰のものだって?(黒笑み)」
「聞こえなかったんならもう1度言いましょうか?(妖笑み)」
2人が発するドス黒オーラの近くにいた堀尾が倒れたとか倒れなかったとか・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
無事に青学と合流ー。
なぜ例の男との絡みを入れたかといいますと
まぁこのあと一戦あるし?(一戦?)
単純にいじりがいがあったからです。
2008.2.1