走ってます!
現在わたくし手塚 は走っております!!






オリンピック選手もビックリな速さです☆(笑顔)












Story14.      青い目の子












だってだってだってだって!!!見よ!先ほど届いたこのメール!!















送り主 「 魔王 」(で登録)










本文 「タイムリミットまで後何分かな?」(笑顔の魔王が見える・・・)















実は後10分だったり!!(涙)













ちょっ!ちょっと待ってよ!!私まだトカゲもトリカブトも手に入れてないのに!!

無駄にいろんなテニス部に絡まれたせいだ!!(人のせいか)










って言うかここ何処だー!!?(迷ってたんかい!!)















「あ、そうだ!迷った時は交番を頼ろう。そうだよ!これ基本中の基本!!」














って・・・交番どこー!!?(救いの道は閉ざされた)















見覚えのまったくない道をブラブラしていた私の耳に、低く・・・大きな鐘の音が飛込んできた。















「お寺・・・?」










目の前には長い階段。
その上には立派なお寺が目に入った。










「ほぁら。」

「うぬっ?」










顔を横に向けると階段の数段上に青い瞳をした猫が優雅に尻尾を振りながら、そこに座っていた。






一瞬、タヌキかと思った・・・。(失礼な)













「ほぁら!」

「えっ?なに、何?ちょ、ちょっと!?」










タヌキ・・・じゃない。(オイッ)



猫は私にすり寄ってくると、トントントンッ・・・と階段を上がりクルッと首だけ振り返った。








まるで「ついて来い」とでも言わんばかりに・・・。










「ほぁら。」

「なに?上に行くの?」










呼ばれてる気がしておとなしく後ろをついて行く。
階段を上りきると目の前にあったのは・・・。










「テニスコート!!?」





「よー。カルピン・・・珍しいお客さん連れて来たなぁ」










声が聞こえ、慌ててそちらを振り返る。



するとそこには煙草をくわえた裸足のおじ様が、鐘のある石段にポーズを決めて座っていた。













お尻の下に隠してるエロ本が見えなければかっこよかったのに。(冷たい目)















「よくなついてんじゃねーか。カルピンの奴」

「カルピン・・・この子の名前ですか?」

「おうよ。いつもは俺の息子にベッタリで他の奴には懐こうとしねぇのさ。
 お嬢ちゃん・・・あんた俺の息子と同じ匂いがするのかもな」













同じ匂い・・・?     クンクンクンクンクンッ・・・。
















えっ?匂います?私。(真顔)










おじ様はけっこう高さのある石段から軽々と飛び下りると
立てかけてあったテニスラケットを手に歩み寄り・・・。


















シュッ!!






「うぉお!?」














風を切ったラケットは1歩引いた私の目と鼻の先でピタッと止まった。



フッ・・・私の反射神経もまだまだ捨てたもんじゃ・・・・・って!そんなことより!!!












危っないなー!避けてなかったら当たってたよコレ!!(怒)













「あははは!悪ぃ悪ぃ。お嬢ちゃん・・・俺、遊び相手の息子が今いなくて暇なんだよね。
 だからさ、おじさんの相手してくれねぇか?」



「えっ・・・。よ、夜のお相手でしたら、お断りしま・・・



「テニスの相手だっつの」















なんだテニスかぁ。つまんないの。(オイッ)






ん・・・?テニス?テニステニス・・・。















「なんで私がテニスやるって知っ・・・」

「言っただろ?俺の息子と同じ匂いがするってよ」










ラケットから手を離すとおじ様はフーッと煙草の煙を吐き出した。










「お嬢ちゃん制服見ると青学の生徒だろ?息子も青学入れたから縁があったら世話してやってくれや」

「息子さんもテニス部・・・なんですか?」





「あぁ。俺の名前は越前南次郎」










おじ様は煙草を口から離すとニッと得意気な笑みを浮かべた。















「息子の名前は越前リョーマだ」






















へぇー・・・・・。






・・・・・・・・・・あれっ?













「リョーマのお父さん!!?」

「おー。なんだリョーマ知ってんのか」

「同じ部活です・・・」

「じゃあお嬢ちゃんテニス部のマネージャーか?さっそく縁あったな!!」










いや、笑えませんよ。



うわー。リョーマ大きくなったらこうなるのか・・・可哀想に。(失礼な)















「じゃあまた遊びに来いよ。カルピンもお嬢ちゃんのこと気に入ったみてぇだしな」

「えっ?」










足元に視線を落とすと、ちょこんと座ったカルピンが青い目を私に向けていた。










「・・・カルピン?」

「ほぁら!」










呼べば返事をするカルピン。
ゴロゴロと喉を鳴らしながらすり寄ってくる姿は可愛らしく、思わず顔が緩んだ。










「ところでお嬢ちゃん」

「はい?」

「部活あるんだろ?帰らなくて大丈夫か?」













・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




















あぁああぁあー!!!(叫っ)















〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちょっぴり寄り道。リョーマの父さん&カルピン。

実はカルピン好きvv

カルピンはリョーマと同じ匂いがする手塚妹が好きvv

そんな設定が可愛いなっと思いました(ガッツ)







2007.4.5