さーて、今日はこの辺にして帰ろうかなー♪
ドラマの再放送がそろそろ始まる時間だしー。
「どこに行く気?
」
ギィヤァアー!!!!!(滝汗)
Story11. どうぞよろしく河村&不二
はい。もうバリバリ帰ろうとしたら魔王に捕まりました。(泣)
「どこに行く気だったのかな?ん?」
「すみません。ごめんなさい。どこにも行きませんから襟首掴むのはやめて下さい」
この状況何回目だよ。
まるで首根っこつかまれてる猫じゃないっスか。(つまりチビ)
「まぁいいや。
がマネージャー喜んで引き受けてくれたからね。僕も嬉しいよ(笑顔)」
「喜んだ覚えはありませんがね(笑顔)」
脅されたんだよ。お前にな不二!!(心の叫び)
「クスッ。それは喧嘩を売ってるのかな?(開眼)」
ギャアァー!!(滝汗ダバーッ)
心の叫びが聞こえてた!?読心術ですか!
それは読心術なのですか不二様!!(様付け?)
「今度そんな失礼な事言ったら・・・君の明日はないかもね。
(ほほ笑み)」
この人笑顔でとんでもないこと言いやがった!!(滝汗)
青ざめながら頭を上下にブンブンと振り回す私の耳にまたもや懐かしい声が聞こえてきた。
「いたいた。不二!
ちゃーん!!」
「タカさん!?(パァ!)」
あぁ・・・!!癒しのオーラが漂ってるよタカさん!!
この部活の中で唯一、目立たなくて特徴なくて影が薄い常識人はあなただけ!!(何気に失礼)
タカさんの癒しオーラは私の心のオアシスだ・・・!!(キラキラ☆)
「オアシース!!(抱き!)」(名前で呼べよ)
「わっ!どうしたんだい
ちゃん?オアシスって何?」
あぁ!その邪気のない笑顔がまぶしいぜ!!(邪気って・・・)
しかも純粋にオアシスについて質問するところ天然か?実はタカさんって天然キャラなのか?
「タカさん。実は私は今、癒しに飢えてて
「しばらく貴方とこうしていたいわ・・・」って言ったらどうする?」
「えっ?別にいいよ。俺で力になれるなら(ニコッ)」
ぐはぁあ!!もう・・・癒しオーラ大爆発☆(癒しオーラが爆発?)
大好きよタカさんvv
「フフフッ・・・僕を無視して楽しそうだね2人とも」
んがっ!!(滝汗)神よ!私には癒しの時間さえも許されないのか!!
あぁ・・・そうか。神でも魔王の力には敵わなかったのか・・・(涙)
不二くんの後ろにあるオーラが黒ーい!!!(笑顔なのに!)
「あ、そうだ
。実はマネージャーになって早速なんだけど・・・
買い出しに行ってきてくれないかな?」
「買い出し?黒魔術に使う小道具かなにかですか?」
「フフッ・・・何か処罰を与えなきゃいけない言葉が聞こえたけど空耳かな?
さぁ
、さっさと行ってきてくれない・・・?(笑顔)」
「了解しやしたー!!(笑顔)」
キャッホー!!笑顔とドス黒オーラのギャップがス・テ・キ☆(壊れた?)
「ありがとう。じゃあこのメモに書いてあるものを買ってきてね」
そう言うと不二くんは1枚のメモを私に手渡した。
お買い物リストね?なになにー?
・グリップテープ
・ドリンク
・トカゲ
・テニス雑誌
・テニス用具カタログ
・トリカブトちょっと待てやぁあー!!
なんかおかしなモノが混じってるぜこのリスト!!?
「あ、そうそう。トリカブトは葉っぱじゃなくて根っこね?じゃないと効き目ないから♪」
なんのですか?
確かトリカブトって猛毒の植物だったよーな?
「そうだねぇ・・・ただ買い出しに行ってもつまらないだろうからゲームをしようか」
「はぁ?ゲーム?」
「うん。制限時間は3時間!その間に帰ってこなかったら・・・クスッ。
はい!準備はいい?(笑顔)」
その意味あり気な微笑みはなんですかー?(ウフフッ☆)
って言うかゲームなんか考えなくていいから!そんな命懸けなゲームは!!(涙)
「ちょい待ち!なんでそんなゲームしなきゃいけないの!?」
「
は買い出しに行ってそのまま帰らなそうだからだよ♪」
フッフッフッ・・・バレてーら☆(何語?)
「じゃあ今から3時間だよ?はい。スタート!!」
ギュンッ!!(マッハ)
スタートダッシュは完っ璧☆
3時間以内・・・3時間以内にかならず買い物を終わらせて魔王のもとに戻らなければ!!
私のスピードなめんじゃねぇぞ!!!
刻一刻と・・・私の命は死へ近付いている(青ざめ)
あれ・・・?ちょっと待って?
「トカゲとトリカブトってどこで手に入れればいいんだよー!!?」
っつーか元々テニスの買い出しにまったく関係ねぇし!!(涙)
オアシスこと、タカさんにこの悲鳴は聞こえることもなく・・・
魔王こと、不二様の発案により命をかけた新たなゲームは幕を開けたのだった・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はい!お兄さんを抜かした残りの2人きたー!!
やっぱタカさんは癒し系だよ!絶対そうよ!!
不二は絶対に黒いね。魔王だよ魔王。
黒魔術とか絶対使うってあの人。
いや、もう本当・・・グッ!?グハッ!!
・・・バタッ・・・。
2007.2.26