ん?誰だよあんな所で寝てる奴は・・・邪魔だなぁ〜って・・・



「赤也ぁあー!!?」












Story8.      どうぞよろしく桃城&越前












魔王の目を盗んで逃げられると思ったら門の前で顔を真っ青にして倒れていた赤也を発見。






「ちょっと大丈夫赤也!!?」

?なんだよ・・・今綺麗な花畑の夢見てたんだぜぇ・・・起こすんじゃねぇよ・・・」

あの世の寸前!?あんたに花畑は似合わないって!!ワカメヘアーは浮くって!!!
 ちょっ!ダメだ!!寝るな赤也!!寝たら死ぬぞぉお!!!










バキバキッバキッ!!!!!










「ぐあっ!?なっ!死ぬ!!死ぬってこれ!!おいっ!!!」

「あっ!目覚めたか赤也!!」

「永遠の眠りにつくとこだったけどな!!!(怒)」






まぁまぁ細かいことは気にするなって☆

魔王から黒魔術くらって生きてるだけ有り難いと思えよな・・・。










「なにしてるんスか・・・ 先輩」

「ん?」

「あ、越前くん!」






振り返るとそこには何故か不機嫌そうな顔で立っている越前くんがいた。






「・・・こいつ誰?」

「えっ?あぁ、立海からスパイにきた赤也だよ」

「スパイ?」

「どーも♪あんた青学の1年生?」

「あんたには関係ないじゃん・・・行こう。 先輩」

「はっ?ぐえっ!?






越前くんは私の襟首をつかむとズルズルッと引きずって歩き出した。






「く、苦しい!苦しいってコレ!!ねぇ!?」

「なんだあいつ?まぁいいや。じゃーなー !今度は立海にも遊びに来いよー!!」

「いやー!!ちょっと待って赤也!!私、魔王のところへは帰りたくないのー!!(涙)

「強く生きろ」

「それだけ!!?(汗)」






あいつまさか私を犠牲にして自分だけ助かる気!?
なんて最低な男なの!見損なったわ赤也!!!(お前が言うな)










「ねぇ 先輩・・・」

「ん?なぁーに越前くん」

「なんであいつは赤也って呼び捨てなのに俺は越前くんなわけ?」

「へっ?いや、別に意味はないけど・・・ところで放してくれない?」

「俺のことも名前で呼んでよ」

シカト!?って・・・今なんて言った?」








「・・・だから。俺のことリョーマって呼んでよ・・・」















ぐはっ!!!(吐血)















何その拗ねたお顔は!?可愛いなぁオイッ!!

お姉さんときめいちゃったよ!?(危ない)






「おーい !!越前ー!!」

「「桃(先輩)!!」」

「おっ。越前やっと来たのか!ニュースだぜ? がマネージャーやることになったんだ」

「へぇ。本当? 先輩」

「魔王に脅されたんですけどね。まぁ、任せてちょうだい。やるときはやる女よ、私は」

「へぇ。自信ありってわけね」






「もちろん。童話のアリとキリギリスだったらキリギリスよ私は」

「それってダメじゃん。」



「なに?あんたはアリの味方なの!?

「なんの話だよ」













引きずられている体勢のまま討論をする私を見て
桃はプッと吹き出すと腕を引っ張ってヒョイと私を助け起こした。






「わっ!」

「なにやってんだよ?お前」






そのとき、笑いを堪える桃の顔が急に近くなり大きな胸板が目の前に現れて・・・



思わずドキッと胸が高鳴った・・・って?













私寝たままだったんかい!!(遅っ!!)













「これからよろしくな! !」

「ハッハッハッ・・・。魔王がいなけりゃ何も怖くねぇよ。
 やってるフリしてビバサボり☆(高笑い)」



「おい越前!不二先輩のとこ行こーぜ!!」

「そーっスね。 先輩がマネージャー辞退するって」

「なっ!ちょっ!!待って!待て待て待ってぇえ!!!(汗)」






背を向けて歩き出す2人を見て思わずジャージにしがみつくと
逆に両腕をガシッ!とつかまれた。






「じゃあ行こうぜ。マネージャー♪」

「今度は逃がさないっスよ」






ニヤッと笑う男・・・桃城武。

生意気な子猫ちゃん・・・越前リョーマ。






「だ、騙しやがったなぁあ!!ギャー!!誘拐だぞコレ!!?






ひとまず私の人生はこの2人によって完璧に幕を閉じたのだった。






くそ・・・覚えてろよテメェら!!!(怒)















〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

桃&リョーマ来ましたぁ!!!

また原作沿いから遠のいて行く・・・(汗)

この2人は結構好きキャラなんで

出番多くしようと企んでいまっす☆







2006.10.21