「ゲームオーバーだってさ」

「早くねぇ!!?(汗)」













Story7.      ゲームオーバー












「いい?ここを右に曲がればテニスコートがあるから部長の手塚を探しなさい!!顔はわかるでしょ?」

「いや、わかるけどさぁ・・・」


「見つけたらこの弁当を持って

 「手塚くーんvvあなたのために作ってきたお弁当!食べてーvv」

 って渡したらすぐに帰ってこい!!うまく行けば助かる!!!」


「いや無理だからそれ!!!」












何が無理なのよ?


だから兄貴の所に行って弁当投げ付けて帰ってくればいいんだよ!!!(なぜ投げる!?)












「だいたいなんで俺が弁当届けなきゃなんねぇんだよ!」

「なに言ってんの。協力するって言ったのは赤也でしょ?」

「いや、言ったけどさ・・・それに偵察に来たのになんですぐに帰って来なきゃいけねぇの?」

あんたバカ!?バカ也ね!!? 下手にその場にとどまったりしてたら
 明日の朝日が拝めなくなるでしょ!!!(ガクガクッ)

「えぇえー!!?(汗)」

「バカ!!声がデカい!!!(滝汗)」












モンスター(男テニ) とか 中ボス(手塚)とかに見つかったらどうすんだよ!?
特にあの人に見つかったら命が・・・。












「クスッ・・・でも1番大きな声で叫んでいるのは君だけどね・・・












ヒュー。 



あ、今急激に温度下がったよコレ。
周りの温度まで左右できる人間は私の知ってる中で・・・

いや、人類で1人しかいないだろう。












そろぉ・・・(顔だけ振り向く)












「やぁ。 ♪」












モンスターも中ボスも全部通り越してラスボス不二が現れた!!(デデッデデーン♪)












「ギィヤー!!ちょっと待って!!タイムタイム!まだレベル上げてないから!!!」

「何わけわかんないこと言ってるの?頭打った?












怖っ!!(汗)












「あー!あんたって青学の天才とか呼ばれてる人!?」

「あ、赤也!!?」

「君は?」

「立海2年エースって噂の切原赤也っス!」

「立海ねぇ・・・それで立海の君がなんでここに?なんで と一緒にいるの?(黒笑顔)












恐ぁーい!!(滝汗)



不二くんなんか笑顔だけど怒ってない!?
笑顔だけど黒くない!?(意味不明)












「テ、テニス部が見たいって言うから案内してたんだよ!!」

「テニス部・・・?」

「ちょっと青学のスパイに♪」

「スパイ?そう・・・だったら尚更帰すわけにはいかないね?」












えっ・・・?なんだか不二様の(もはや様付け)黒いオーラが増幅してません?

まさか黒魔術をやる気じゃ・・・ いかん!それはいかん!!








本当にいろんな意味で帰れなくなるじゃんか!!(青ざめ)












「赤也!幸運を祈る!!」

「へっ!?」












道具・赤也使用!!


背中を思いっきり ドンッ! と押すとそのまま魔王様に向かって ドーン☆

そして私は2人に背を向け・・・正確には魔王のドス黒オーラに背を向けて一直線に逃げ出した。












赤也・・・お前は立派だったぞ。


だから・・・私のために死んでくれ!!(最低だ)










私は走った。後ろを振返らずに!!!


後ろなんて見たら地獄絵が広がっている気がするから!!!(滝汗)












「遅かったな・・・

「ゲッ!兄貴!?なんで兄貴がここに!!?」












つーか・・・なんで私囲まれてんの!!?図ったなお前らぁ!!(怒)












「フフッ・・・ 。今日は逃がさないからね」

(早っ!!?)あ、あれー?不二くん・・・あの、赤也は?」

「彼?いなくなっちゃったよ♪」












この世からですか?




ヤベェ・・・こうなったら最後の手段だ。











「手塚くーんvvあなたのために作ってきたお弁当!食べてーvvオルァ!!!












ブンッ!(投げた)






バコォ!!(命中☆)












ストラーイク☆ 兄貴はそのまま意識不明でバッターアウト!!今のうちに・・・。












パラッ・・・。






「ん?」












なにこれ?封筒?なんでこんなものが私のポケットの中に・・・?

次の瞬間、私の脳裏に嫌ぁな予が浮かんだ・・・。

はははっ。まさかぁ〜。まさかねぇ〜(汗)

冷汗をダラダラ流しながら封筒を拾って中身を取り出してみた。












パラッ。






「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」












アハハハッ☆すっげー見覚えある字だよ!!(予想的中)












ちゃんへ☆この手紙を読んでるってことは無事国光の所に着いたのね?よかったー♪
 なんかね、国光達が ちゃんをマネージャーにしたいんですって!!
  ちゃんのマネージャー姿なんて超絶可愛い!!っと思って協力しちゃいました☆
 絶対にやりなさい!!やるわよね?やらねぇと殺・・・お母さんより☆













この人もグルだったー!!(涙)













。手塚の代わりに言う・・・
 お前にはテニス部のマネージャーをやってもら「やだね!!」

ー!マネージャーやってー!!「ヤッ!!」












誰がマネージャーなんかやるもんか!!!
いや、菊ちゃんのサポートとかすっげぇやりたいけど・・・。



私の「これぞ青春!?エンジョイ学校計画☆」はどうなるの!!?(長っ)













「クスッ・・・ ?そんなこと言ってもいいのかな?」











ビクゥ!!!(驚)




不二くん!!なに?なにその黒い手袋を嵌めた右手は!?(汗)












黒魔術の下準備っスか!!?(滝汗)












「彼みたいにしてあげてもいいけど・・・おとなしくマネージャーになれば今日のことは忘れてあげるよ?」

「マネージャーやらせていただきます!!!(極上スマイル☆)」












さようなら私の「これぞ青春!?エンジョイ学(省略)」

私は幸せよりも生きることを選んだ!!!







あ、でも仮病とか使ってサボったり・・・。












「あ、そうそう。サボったりしたら の明日は一生来なくなっちゃうかもね♪

「全身全霊をかけて頑張りまっす☆」
















逃 げ ら れ ね ぇ ・ ・ ・ ! ! ( 汗 )






っつーか今、心読みましたか?(滝汗)














ゲーム開始早々・・・勇者は魔王に捕まり死亡。(チャンチャン♪)



















〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

はい!始まって早速ゲームオーバー。

不二から逃げるアクションゲームがあったら

間違いなく数分で勇者の命は尽きる・・・(汗)









2006.9.16