キーンコーンカーンコーン・・・!!!




「んぁ!?・・・ん?ふわぁー・・・」



あー!よく寝た♪(コラッ)














Story4.      最強転校生














右手についている腕時計を見ると、とっくに授業が終わって部活が始まっている時間だった。








アハハハハ!!午後の授業サボっちゃったー☆(コラッ)



遅刻はするし、追われるし、午後の授業は出てないし・・・・・
もしかして転校初日からブラックリストのり?イヤンw(シャレになんねぇ!!)








「さて!もぅみんな部活に専念してるころだろうし!とっとと帰ってテニス漫画三昧・・・」


「あーっ!転校生見っけた!!!」













甘かったか!!!





















「手塚?すごく怖い顔してるけど何かあったの?あ、それは元からだったね♪」

「不二・・・(汗)」






青学のテニスコートでは、男子テニス部が近々開かれる大会に向けて
青春の汗を流しているところだった(意味不明)










「そう言えば、さっき職員室に呼び出されてたよね?なにかあったの?」

「いや・・・」




テニス部の部員である不二の質問に、部長である手塚は「なんでもない・・・」っと返事をしたものの
よく見れば眉間のシワがいつもの3倍になっていた。
不二は頭の上に疑問符を浮かべながら首をかしげた。












「・・・にゃ?大石ー!なんかうるさくにゃい?」

「えっ?うるさいって?」











ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ッ!!!











「な、なんだ!!?」





「女子卓球部に入って下さーい!!」

「違うわよ!女子バレー部に決まってるでしょ!!」

「柔道部に入って俺達と全国目指しませんか―――!!」

「男子野球部に入って下さい!!!」



「ちょっと待って!?一応言っておくけど私、女!!!








すごい勢いでテニスコートに飛び込んできたのは、各部活の部員達を引き連れた だった。







「あ、あの人・・・」

じゃねぇか!!」





「て、手塚!あれって」

「っ!!?」











「うーん。なかなかしつこいねぇ・・・こうなったらスピードアップよ!!スピードアッ・・・」







ガシッ!!!








「ほぇ?」

「・・・なにをやっているんだ。お前は」






誰に襟首を捕まれたのかと思って振り返れば・・・男子テニス部部長。
手塚国光がそこにいた。







「なっ!なんでこんな所に!?えっ?ってか、ここテニスコート!!?」













「やっぱり朝の変な転校生だ・・・」

「やっぱりあいつ だ!!!」



「あれ?越前と桃も彼女のこと知ってるの?」

「えっ?不二先輩も知ってるんスか?」

「まぁね。僕だけじゃなくて3年レギュラーはみんな彼女のこと知ってるよ」

「放してぇ―――っ!!!」

「先輩達と知り合いなんスか?あの人」

「うん。彼女の名前は手塚 ちゃん」

「放せってば―――――っ!!!!」

「正真正銘、手塚の・・・・・」





「放せって言ってんだろ!?兄貴!!!!















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・兄・・・・・??







「あああああああ兄貴!?手塚部長が!!?」

「そぅ。彼女は手塚の妹だよ。知らなかった?」










知ってるわけないだろう(部員一同)












「さっきお前の担任に呼ばれたとこだ。遅刻したうえに午後の授業も無断で休んだそうだな。そしてこの騒ぎはなんだ!」



「私が知るかよ!!!!!」












「あぁ。さっき職員室に呼び出されてたのはこのことだったんだ」

「そうみたいだな。手塚が今朝からそわそわしていたわけはコレだったのか・・・」







「あれだけ遅刻はするなと言っただろう!!」

「なに?すべて私が悪いっていうの?(お前が悪い)だいたい兄貴もそんなに怒るなら朝起こせよ!!!」







「部活は・・・できないかな。今は何言っても無駄だろうし・・・」

「そうだにゃ〜。あの兄弟が喧嘩しちゃ・・・しばらくは俺達も休憩ー♪」

「・・・ハハハッ・・・」








「手塚部長の妹・・・?」

「ありえねーな・・・ありえねーよ」

「・・・フシュー」














突如現れた転校生・・・一体これからどんな波乱を巻き起こすつもりなんだろう?
俺達には想像もできません。(部員一同)













〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

お兄ちゃん登場ー☆

イヤッホーウ♪ずっとやりたかったネタなんですよー。

仏頂面の年齢詐欺男がこの話では

ヒロインのお兄ちゃんです!!








2006.4.16