なぜ神は、私に試練をお与えになるのだろう・・・?






「私がなにしたってんだよ!!?」










Story2.      迷子の子猫ちゃん☆









皆さんこんにちは。 です。
私は今日から、青春学園というなんともまぁこっ恥ずかしい名前
の学校へ転校してきた中学2年生です。




ところで・・・そんな私は今


「ここはどこぉお――――――――――――――!!?」


              すごく困っています・・・・・。









おかしい!おかしい!!バッチリ遅刻したからってこれは何かの嫌がらせ?




なんでいつまでたっても職員室につかないの!?
(完璧に迷いました)








「えー?ちょっと困ったよこれは!職員室に行かなきゃ教室もわからないし!!」







頭を抱えながら壁に向かって考えた末(めっちゃ怪しい)
まずは学校へ入ることにした(外にいたんかい!!)





「授業始まっちゃったみたいだし・・・いっそこのままサボるか?フフフフッ(コラッ)」




本気でサボろうか考えながら(オイッ)グランドを横切るとヒュッ!っと風を切る音が聞こえ
私は即座に後ろに向けて手を伸ばした。














バシッ!!!













飛んできたのはサッカーボール。私はそれを目の前でキャッチすることに成功した。
フッフッフッ・・・まだまだ私の反射神経も捨てたもんじゃないわね!ところで・・・




今こいつを蹴ったのはどこのどいつだぁあー!!!(怒)
危ねぇだろこれ!!!








「あ。ボールとってくれたの」

「ほぇ?」



声が聞こえてそちらを見れば、私もそのうち着るだろう青学の体操着を着た男子生徒が立っていた。
体操着の色からすると、1年生・・・かな?
しかし目付き悪いなぁ・・・こいつ。




「これ蹴ったの君?あっぶないじゃん!人に向けて蹴ったら!!」

「いや、蹴ったのは俺じゃないし・・・ボールが飛んでいく方向に動いたあんたが悪いんじゃん?」
















カッチーン☆(えっ)














目付きが悪いうえに性格も性悪か!?って言うか・・・・私が悪いの!?
私が邪魔だったの!!?





私はただ、学校へ入るのはいいけど入り口がわからなくなっちゃって
右へ左へウロウロしてただけだし!!(邪魔だ)





「とりあえずボールどぉも。じゃあ俺戻るから・・・あんたも早く教室行った方がいいよ」


「あ―――!!待ってぇ!!!」





ガシッ!!!













「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・なに?」






「職員室まで連れてって下さい!!!(涙)」





職員室どころか入り口がわからねぇんだよ!!
コノヤロ―――ッ!!!!!!!(バカ?)







「・・・・・・・・・・・ダメ?」

「・・・・・・別にいいよ。どうせサッカーなんてつまらなかったし・・・」

「本当!?よかったぁ!!ありがとうwあ、ねぇ!君なんて名前?」

「人に名前聞くときは自分から名乗りなよ」












あらっカッチーン☆(本日2回目)





ダメよ !ダメダメ!!大人になりなさい!!!



「そうだね!忘れてたよ。いっけね☆(やめろ)ゴホンッ!!本日この青春学園
 (という恥ずかしすぎる名前の学校)に転校してきた です!よろしく♪」



「・・・・・越前リョーマ」

「越前?越前くんでいい?いやー。しかしこの学校は広いねぇ!!・・・・・無駄に(ボソッ)」

「あんた転校生なんだ?」

「そ。ちょっとわけありでね」

「へぇ・・・テニスするの?」

「うぃ?なんで?」

「テニスバッグでしょ?それ」





そーなんですよ!皆さん驚いてます?「なんでテニスバッグが?!」って思ってます?
フフフッ・・・私最初にちゃんと言いましたよ?
『残っていたお茶をグイッと飲み干すと鞄を背負い、私は家を出た。』っと!!!!
その背負った鞄ってのがテニスバッグなんですよ!!!



リュックやトートバッグを想像していた方・・・おしい☆(いい笑顔)





「まぁね。今はやってないけど1年生のときは毎日やってた」

「フーン・・・。えっ?1年生のとき?」

「うん。私2年生だよ?」

「えっ!?年上!!?」

「・・・・・・・・・・・・・・。」














・・・・・・あぁ、そうだよ・・・・・・





どうせ先輩っぽさの欠片もないチビで
ベビーフェイスな中学2年生だよ!!!
(そこまで言ってない)







越前くんは少し驚いた表情で私を見た後、ピタッと足を止めた。




「ここの突き当たり。職員室」

「あ、本当だー!!越前くんのおかげで無事着いたよ。ありがとう!!」

「・・・どういたしまして」

「越前くんに借りができちゃったなぁー。また会うときに絶対返すから!!私達まだまだ縁ができそうだし」

「どうしてそんなことわかるわけ?」

「勘かなぁ?私の勘は当たるからね。じゃあまたね!越前くん♪(ニッコリ)」






私は右手を上げて越前くんに笑顔を向けると職員室に向かって走った。


















「・・・・・変な人・・・・・」



消えていく後ろ姿を見つめながら俺は小さく呟いた。














「でも・・・笑った顔はけっこういいじゃん・・・・・?」











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リョーマ登場!1話目はテニキャラ出なかったから

よかったよぉお〜(汗)

おそらく次らへんに私の好きキャラ登場。








2006.4.9