「ねぇ。手塚って付き合うんだったら年齢差どれくらいまでOK?」










書類をまとめていた手塚の眉間にしわが増えた。










「なんだその質問は?」
「今日友達とその話で盛り上がって、ちょっとね。それで何歳までOKなの?」
「そんなくだらない質問。答える気がしない」
「うわっ。冷たー・・・じゃあいいわ。これから来る奴等にも聞いてみるから」
「これから来る奴等・・・?」



手塚が言い終わると同時にタイミングよく生徒会室のドアが勢いよく開いた。






ガラッ!!






ちゃーん!!来たよーん♪」
「しつれいしまーす 先輩!手塚部長!!」
「へぇ・・・生徒会室なんて入るの初めてだなぁ」






ぞろぞろやってくるレギュラーメンバー。








入ってくるなり菊丸と桃城は茶菓子に手を出し、


不二や乾は当たり前のようにくつろいでいる。


大石と河村は生徒会室に入っていいものか今だに廊下で悩んでいて、


リョーマと海堂は手塚の後ろで壁に寄り掛かっていた。






「さっき呼んだの♪」






笑顔の に対し手塚はもう何も言う気になれないのか
溜息をついて書類をファイルにはさみこんだ。








「ところで、2人は今なんの話をしてたの?」
「付き合うんだったら年齢差は何歳までいいかって話をね」
「年齢差?」
「面白そうだね」






「はいはい!俺!!」
「なに?英二」
「俺は年下が好みだにゃ♪ちっちゃくって、可愛くて・・・」
「あぁご近所に住む子猫のミミちゃん?ピッタリね」
「違うにゃー!!!(汗)」






「俺年上がいいっス・・・」
「年上かぁ!リョーマにはたしかに年上彼女が似合ってる!!」






がうんうんと頷くとリョーマはまた腰に両手を回しギュッと抱き付いた。






「だから 先輩。俺の彼女になってよ」
「私を彼女にしようって?そんなの100年早くてよ?1年ルーキー」






がそっと離れるとリョーマはムスッと唇を尖らせた。






「不二はー?」
「僕?僕は何歳でも。年上だろうが年下だろうが好きなことに変わりないからね」
「へぇー!!不二もたまにはいいこと言うんだにゃー!!」
「英二・・・たまにはって?」
「へっ?」










ズルズルズル・・・ピシャン!!










「あれ?エージ先輩と不二先輩は?」
「桃がお菓子食べてる間に・・・不二に引きずられながら外に・・・」
「桃城。知らないほうが幸せというときもある」
「えぇえ!?(汗)」










「はい。他のみんなはー?」
「俺は に聞きたいな」
「へっ?」
はどれくらいの年齢まで付き合えるんだ?」
「それ、僕も聞きたいな」
「不二いつの間に!?」
「で。何歳まで?」
「どうなんスか! 先輩!!」





不二と桃城にまざってリョーマも に詰め寄る。















「私?顔が可愛ければ10歳でも80歳でも手ぇ出すわよ?」










「「「・・・・・・・・・・。」」」










「冗談よ」















2006.8.6