「あ、 先輩ー!!」

「チョタ!!」






部活に行こうと廊下を歩いていたら山のような資料を運ぶ 先輩の姿が見えた。






「日直の仕事ですか?俺、手伝いますよ!!」

「えっ!いいってチョタ!!・・・わっ!?」

「このくらい軽いですよ」






先輩には多過ぎる量の資料を半分以上受け取って同じ廊下を一緒に歩いた。






「ゴメンネ。チョタ」

「いいんですよ。これを運んだら終わりですか?」

「うん。」

「じゃあ終わったら一緒に部活行きましょう」






先輩は俺よりずっと背が小さいから俺のことを見上げながら「うん!」っとほほ笑んだ。










PiPiPi・・・。








「あ、忍足から電話だ」

「忍足さん?」








ピッ。








「もしもし?うん。今チョタと一緒なの!本当!?わかった!!
 任務遂行ご苦労様―♪じゃーねー」








ピッ!








任務遂行・・・?
先輩もしかしてまた何かやる気じゃ・・・。










「あのさチョタ!ちょっと部活に革命を起こしてみない?」








やっぱり!!!(汗)










「革命・・・ですか?」

「そう!あのナルシ野郎の部活政治をひっくり返してやるの!!」

「どうやってですか?」

「集団一揆か・・・力ずくで無理やりか・・・毒盛るか滝の黒魔術か・・・








どれも手荒だ!!!(滝汗)








「・・・忍足さんと2人で計画したんですか?」

「いや?私・忍足が提案して滝・日吉が計画立てて
 亮・ガックン・ジローが任務遂行班で・・・全員が作戦実行班








このメンバーなら計画以上のことをやりかねない!!!(滝汗)








「あ、あと樺地が跡部の様子を探る偵察班なんだー♪」








実は1番身近な人物も敵でしたよ跡部さん!!!








「ちなみに今「窃盗班」が残ってるんだけど・・・」

「その人は何をするんですか?」

「んー?集団一揆に紛れて、跡部のロッカーとバッグの中身検分及び窃盗」



「俺やります」



「もしもし忍足?メンバー1人追加ねー♪」










3日後なにが起きるのか・・・跡部はまだ知らない。





















2006.9.7